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MASU

23AW COLLECTION "marriage"

後藤愼平は「こうあらねばならない」を疑い、聞き古したストーリーの続きを綴ります。それは、現実に囚われそうになったら、夢をみるのとも似ています。人々が夢中になれる、もうひとつのサプライズな選択肢の創造が現代のデザイナーがなしうるもっとも純粋な行為だとすれば、彼は、夜だけでなく、太陽のもとでも夢(daydream)を見ることができるということを意味します。つまり、ブランドを愛する多くのファンと、10シーズンのアーカイブピースに囲まれてF/W23コレクションが、後藤とPERIMETRON・佐々木集がオーガナイズしたアミューズメントイベント「MASU BOYS LAND」ではじめて披露されることに、デザイナーは新しい夢をみたのです。異なる世界線に存在するもの同士の、気まぐれにも思える巡り合わせ̶̶マリアージュは、M A S Uがおりなす地平には欠かせません。たとえば、ハンバーガーと共にワインを楽しむようなものです。「こうもありえるのではないか?」と言いたげに、凝り固まった慣習や通例、定石に向かう後藤愼平の眼は、服飾にまつわるさまざまな文脈に敬愛の念を捧げながら、アイロニカルな抱擁(hug)を祝福し続けてきました。ひとつのアプローチは、アメリカとヨーロッパ、いわば国境や時代をジャンプすることにありました。デザイナーが導いた、アンティークと現在の感覚のマリアージュといえます。

〈Brand〉

- MASU (エムエーエスユー)- 「マスプロダクト」というコンセプトに基づき型の決まった服の長所や短所を考察、その型や伝統を尊重しつつ現代の空気を纏わせる事に重きを置いたコレクションを制作。「〜ます」という丁寧語にも由来しており、日常的に多用されながらも価値を失わない「ます」という言葉にフォーカスし、文字通りの丁寧なクリエイションで価値を失わないアイテムやスタイルの提案をする。

〈Designer〉

- 後藤愼平 - 文化服装学院卒業後 「LAILA」に入社。LAILAのオリジナルブランド 「SEVEN BY SEVEN」の立ち上げにメンバーとして企画・生産に携わる。17SSシーズンの立ち上げ当初は「M.A.S.U マス」という名前だったが18AWシーズンよりデザイナーに着任、ブランド名を「MASU エムエーエスユー」に改名、リブランディングを行う。

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